【手法考察】諸行無常【移動平均乖離率スキャル】
おはようございます、今週も始まりました。
今週は先日記事にした移動平均乖離率を用いたスキャルの実践をしたい。そこで改めて先週末から今朝の値動き(1分足)を見て、検証を行った。
当然ながら相場は生き物。仏教用語では諸行無常という言葉もあり、変化しないものなどないと言われる。その"変化"の種類によっては、先日紹介した手法は大きなリスクを孕んでいそうだ。
例えば下のような値動き。
ブログを書く直前の値動きだが、見ての通り刹那にボラティリティが増大している。
恐らく自分なら、ボラが大きくなる前までは乖離率0.6を目安に逆張りしていたが、増大後は0.6ではとんでもないエントリーポイントとなる。もし0.6でエントリーしたならば、「あれ?あれ?まだ行くの?え?どうしよう・・・」現象不可避だ。
そこで、このリスクを低減するための策を考えてみよう!
その①:エントリーポイント見極め ~ボラティリティとトレンドの整合性~
見て分かる通り、ボラティリティ増大の直前の値動きが"逆お椀型"になっている。これは高値を切り下げ安値を更新していく動き、つまり上昇から下降へのトレンド転換期と考えられる。転換後は得てしてボラが増大する傾向にあるため、トレンド転換後は転換前のボラティリティ水準でエントリーポイントを決めぬよう、ボラとトレンドの整合性を見極めていく必要がありそうだ。
その②:救済オペレーション
業界ではナンピンとか言われる場合もある、売り上がりor買い下がりを救済オペに使おう!前述のように乖離率0.6で1lotエントリーしてしまった(損切りタイミングも逃した)場合に、救済オペとして1.2の時点で3lotエントリーしたら、救済直後のポジション平均乖離率は大体1.05くらい。その後の反発で決済すれば、自力でのプラ転が可能だ。
投資においては初歩中の初歩だが、乖離率スキャルとは切っても切れない(というより非常に密接な)テクニックとなる。
※ただしボラティリティの増減幅などを見誤るとさらなる損失を負う可能性があるので、そちらのリスクが追加されるという点で注意が必要だ。
その③:ローソク足をガン見
簡単に説明はできないけど、ローソク足の動きや雰囲気(笑)を察して値動きの予測をする事。別のトレード手法として確立されているしここでは詳しくは書かないけど、プライスアクションとかで検索すれば出てくると思うから、気になる方は要チェケってことで。
以上、思いつきのリスク回避手段。
それでは今回はこの辺で。今週も頑張りましょう!